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ベトナムが議長国を務める第37回ASEAN首脳会議が12日、オンライン形式で開催された。新型コロナウイルス対策への取り組みなどについて協議した。
首脳らは、新型コロナ対策に関するASEANの総合的な回復枠組みと実施計画を承認し、緊急医療用品備蓄倉庫の設立や域内での防疫を効果的に支援するためにASEAN新型コロナ対応基金の運営を促進することを発表した。また、疫病や緊急医療要請に対応するASEAN地域センターの設置計画に合意した。
グエン・スアン・フック首相は、新型コロナ対策にはASEAN共同体が全体的に同時に取り組む必要があるとし、ベトナムはASEAN新型コロナ対応基金に10万USD(約1050万円)と緊急医療用品備蓄倉庫に医療設備を供与すると明らかにした。
インド太平洋に対するASEANの姿勢について首脳らは、連帯と団結を維持し、自力による対応力を高め、多国間主義を推進し、ASEAN憲章の基本原則を支持することが前提条件になることを確認した。南シナ海における紛争の回避を目的とする行動規範(COC)の交渉を含め、対話と協力、信頼醸成のために好ましい環境を作る努力を続ける必要があるとの認識で一致した。