ホーチミン市ビンタン区タンタオA地区で19日午前0時半頃、周辺に突然ガスのような気体が立ち込め、多くの住民が息苦しさを訴えて逃げ惑う騒ぎとなった。
同地区人民委員会のレ・バン・フン主席によると、この騒ぎで約50世帯(約200人)が一時的に避難し、このうち3人の女性が気を失って病院に搬送された。また、ペットのモルモットが鼻から血を出したり、植物が枯れたりするなどの現象が確認された。
ビンタン区当局の調べにより、この気体はアンモニアガスで、タンタオ工業団地内で操業しているサイゴン水産販売社の冷凍倉庫の配管から漏れ出したものであることが分かった。同社のフン社長はこの事故の責任を認め、被害者に弁償すると話している。