ホーチミン市発フーコック島行きのベトナム航空VN479便(ATR72-210型機)は、3月29日午前10時15分にタンソンニャット空港を離陸して15分後、推力計の目盛りが低下したため、同空港に引き返すというトラブルを起こした。
同機は午前10時50分に同空港の滑走路に緊急着陸した。誘導路に入ろうとしたところ、ブレーキ系統に異常が生じ、滑走路をオーバーランし草地で停止した。乗客65人と乗員5人にけがはなかった。
ベトナム航空は、このトラブルの原因は機体の部品の一部に損傷があったため、と説明している。同航空は同機の代替機を用意、フーコック島行きを取りやめた人を除く32人の乗客を乗せて同日午後1時25分に離陸した。