北中部クアンビン省クアンニン郡警察は12日、同郡に住むグエン・タイン・ヴァンさんの娘タイさんが、中学校教諭グエン・フー・ルに暴行を受けたため重体になったという内容の被害届を受理した。
調べによると11日、タイさんが授業を終え帰宅しようと、自転車を引いて道路に出ようとしたところ、突然ル教諭がやってきてタイさんの後ろ髪をつかんで引き倒したため、タイさんは頭部をアスファルトの地面に打ち付けたという。事件後、タイさんは別の教諭らによって地元の病院に緊急搬送されたが、記憶の混濁や嘔吐(おうと)といった深刻な脳障害の病状が現れたため、現在はフエの中央病院で集中治療を受けている。
タイさんは引き倒された時の衝撃で頭蓋骨に損傷を負っており、人工呼吸器を使用するなど危険な状態にあるという。事件を起こしたル教諭は昨年、勤務時間中に酒に酔って処分を受けていたことが分かっている。