ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
RSS
Login
 ようこそ ゲスト様 
VietJo ID

伝統信仰「マウタムフー(母三府)」がユネスコ無形文化遺産に登録

2016/12/05 06:15 JST配信
(C) Nguyen A, Tuoi Tre
(C) Nguyen A, Tuoi Tre 写真の拡大.

 エチオピアのアディスアベバで11月28日から12月2日まで国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産保護条約第11回政府間委員会が開催され、12月1日にベトナムに伝わる伝統信仰「マウタムフー(Mau Tam Phu=母三府、Beliefs in the Mother Goddesses of Three Realms)」の儀礼が人類の無形文化遺産の代表一覧表へ登録された。

 マウタムフーは16世紀に形成された空(天)・川の水・森と山の3人の聖母を崇拝する伝統信仰で、全国各地の土着宗教や仏教を始めとする外来の宗教と融合しながら、儀礼などを通して広く伝承されてきた。

 マウタムフーを祀る寺院は全国でみられるが、なかでも紅河デルタ地方ナムディン省には400近く寺院があり信仰の中心地とされている。また、マウタムフーはベトナムで大多数を占めるキン族だけでなく、ムオン族やタイ族を始めとする少数民族にも崇拝されている。

 マウタムフーは祈祷師の衣装や音楽、歌、舞、儀礼で行われる憑依などが、ベトナム人の文化が昔のまま現代に残る「生きた博物館」と称されている。

 ユネスコによると、マウタムフーはその信仰が民族や宗教を超えてベトナム全土に広がったことで多様性やオリジナリティが生まれ、人々の生活で大きな役割を担ってきた点が評価されたという。また、1990年代には伝承者たちやコミュニティの自主的な寄付による儀礼の維持や、政府による礼祭の保護管理に関する政策が実施されたこともこの度の登録に繋がったとされている。

【関連記事】

ベトナム、無形文化遺産保護条約の政府間委員会メンバーに選出 (2022/07/08)
少数民族の「民謡テンの儀式」、ユネスコ無形文化遺産に登録 (2019/12/17)
「綱引き」がユネスコ無形文化遺産に認定、豊作祈願の儀礼 (2018/11/09)
中部地方の民俗遊び「バイチョイ」がユネスコ無形文化遺産に認定 (2017/12/11)
タイ族の民族舞踊「ソエ・タイ」、ユネスコ無形文化遺産に申請へ (2016/07/23)
伝統歌謡「ハット・ソアン」、ユネスコ無形文化遺産に申請へ (2016/03/24)
「綱引き」がユネスコ無形文化遺産に登録、4か国が共同申請 (2015/12/05)
伝統歌謡「ハット・ソアン」、緊急保護無形文化遺産の解除申請 (2015/11/28)

[Ngu Yen, Thanh Nien, 10:33 01/12/2016等, T].  © Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースと自社過去記事を参考に記事を編集・制作しています   利用規約   免責事項
新着ニュース一覧
バクニン省、8番目の中央直轄市へ 政治局が方針承認 (6:15)

 チャン・カム・トゥー書記局常務はこのほど、北部地方バクニン省の全行政区画を基礎とし、同省を中央直轄市へ格上げする方針を承認するベトナム共産党政治局の結論第52号-KL/TWに署名した。政治局はバクニン省...

ベトナム初、ディエンビエン省でUAV利用の「低空経済」試験運用 (5:11)

 西北部地方ディエンビエン省人民委員会は23日、ドローンなどの無人航空機(UAV)を利用した低空経済(Low-Altitude Economy=LAE)発展のためのサンドボックス(試験運用)を承認する決定第1291号/QD-UBNDを下した。...

ピックルボールW杯2026、ダナンで8月末開幕 アジア初開催 (5:11)

 国際ピックルボール連盟(IPF)はこのほど、2026年のピックルボールワールドカップのベトナム開催を承認した。今大会はペルーや米国での開催に続く、アジアで初のピックルボールワールドカップとなり、2026年8月3...

デジタル時代の憩いの場、街角の新聞スタンドを守り続ける退役軍人 (21日)

 南部地方タイニン省チャンバン街区のチャンバン郵便局の門前に、40年近く前から営業している小さな新聞スタンドがある。地元の多くの人にとって、ここは毎朝新しい新聞を売っている場所というだけでなく、過ぎ...

ベトナム航空、ビン~ニャチャン線を7月1日就航 (4:55)

 全日空(ANA)が出資するベトナムのフラッグキャリアであるベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は、7月1日より北中部地方ゲアン省のビン国際空港と南中部地方カインホア省のカムラン

日本外務省25年ビザ発給統計、ベトナムは国籍別3位を維持 (4:23)

 日本の外務省が発表した2025年の査証(ビザ)発給統計によると、同年における全在外公館のビザ発給数は前年比約+9%増の786万2060件だった。  2021年以降、ビザ発給数は一貫して増加傾向にあり、2025年は新型...

衣料ストライプ、ハノイの大学と連携 次世代デザイナー育成へ (3:47)

 ファッションブランド「アースミュージックアンドエコロジー(earth music&ecology)」などを展開するアパレルメーカーの株式会社ストライプホールディングス(岡山県岡山市)のグループ会社であるストライプベトナ...

ハノイ:ロータスフェスティバル2026、6月26日から開催 (2:42)

 ハノイ市観光局は、「ハノイ・ロータスフェスティバル2026」の開催計画を発表した。同イベントは6月26日(金)から28日(日)まで、同市タイホー街区のタイ湖周辺にある文化スペースで開催される予定だ。  同イ...

マサンハイテク材料、タングステン資源1.2億t新たに確保 供給強化 (24日)

 畜産、食品・飲料、小売、鉱山採掘を手掛ける民間複合企業マサングループ[MSN](Masan Group)傘下の

屋外労働者の94%が猛暑で健康被害、社会保障に課題 (24日)

 ハノイ市とホーチミン市における屋外労働者734人と全国の気象データ分析に基づく「猛暑にさらされる労働者のための適応型社会保障」に関する調査結果が発表された。同調査は、国民経済大学(NEU)の持続可能な開...

ハノイ:貢献者向け「首都表彰基金」設立、外国人も対象 (24日)

 ハノイ市人民委員会は、首都の建設や発展に顕著な貢献をした国内外の組織、世帯、個人を表彰し奨励するための「首都表彰基金」の設立を決定した。  決定によると、同基金は同市人民委員会が管理する国家予...

商業銀行信頼性ランキング、ベトコム銀が首位 民間はテクコム銀 (24日)

 ベトナム評価レポート社(ベトナムレポート=Vietnam Report)は22日、2026年における信頼性の高い商業銀行トップ10を発表した。同ランキングでは、ベトコムバンク[VCB](Vietcombank)

韓国医療機器のエムアイテック、ホーチミンで新工場を本格稼働へ (24日)

 韓国の医療機器メーカーであるエムアイテック(M.I.Tech)はこのほど、ホーチミン市のドンナム工業団地に、ベトナム工場「エムアイテック・プラント・ビナ」を新たに開設したと発表した。  同工場の敷地面積...

ベトナム航空各社の「制服カラー」戦略、色に込めたブランドの意志 (24日)

 航空業界において、客室乗務員の制服は単なる作業着ではなく、乗客にブランドの特色を示す重要な要素となっている。ベトナムの各航空会社も、制服のカラーを通じて独自のブランドイメージを構築している。 ...

競売資産のデジタル化プラットフォームが稼働、透明性向上へ (24日)

 財政省傘下ベトナム国家イノベーションセンター(NIC、ハノイ市)で23日、ベトナムSSコープ・ソーシャル・ソリューションズ(Vietnam SS CORP Social Solutions)とオークション会社のDVLオークション(DVL Auction)...

越日・日越辞書(8万語収録)
©VIETJO ベトナムニュース 2002-2026 All Rights Reserved