ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

製造元不明のタピオカミルクティー、根強い人気で取り締まり困難

2017/07/25 06:27 JST配信
(C) Dan Tri
(C) Dan Tri 写真の拡大.

 かねてより製造元が明らかでないタピオカや寒天、ゼリーなどが入ったミルクティーは健康に害があるとして注意喚起がなされているが、依然として卸売市場には原料が整然と陳列され、それらを仕入れに来る飲料販売者が後を絶たない。

 ホーチミン市では5区のキムビエン市場や6区のビンタイ市場が原料を破格の値段で仕入れることができる市場として商人の間で知られている。ミルクティー用に流通しているミルクは生乳や練乳ではなく脱脂粉乳で、ミルクティーに混ぜられる具材の瓶には製造元や輸入元などの情報は記載されていない。

 1kg当たりの原料価格は、脱脂粉乳が4万5000VND(約222円)で3L分のミルクに、紅茶のティーバッグは1万6000VND(約79円)で6L分の紅茶に相当する。タピオカパールは1万8000VND(約89円)で最低でも50杯分に相当する。

 キムビエン市場の商店の売り文句はこうだ。「いくら位のが欲しいの?いろんな種類があるわよ。分からないなら教えるわよ、1杯50mlのミルクティーにコップや氷、ストロー、ビニール袋の値段も入れると、1杯当たりのコストは3000~5000VND(約14~24円)、売値は1杯8000~1万5000VND(約39~74円)ってとこね」。

 原料の製造元を尋ねると、配達されたものを受け取るだけなので分からないとしつつ、ミルクティーを売っている人はみんなこれらの原料を使っているという。

 先ごろ、ホーチミン市食品安全衛生支局は市内で流通しているミルクティー100サンプルを検査したところ、全サンプルで基準値を超える細菌が確認された。ホーチミン市自然科学大学のチャン・ティ・ゴック・ラン博士もまた、これらのミルクティーに使用されている原料は全て化学物質を使用しているため、長期間にわたり飲み続けると一定の健康被害が生じると指摘する。

 ミルクティーに使用されている脱脂粉乳は生乳に対してカルシウムや各種ビタミン、プロテインの含有量が少ない一方で、糖分や脂質が多いため肥満になる恐れがあるとのこと。さらにタピオカパールは水銀、鉛、ヒ素が含まれており、ガンや不妊などの健康被害につながる可能性があるという。

 同局のグエン・ティ・フイン・マイ副支局長は、市内には営業許可なくタピオカミルクティーを販売する店舗が数えきれない程存在し、取り締まりが難しい状況にあるとし、これらの飲料は慎重に購入するよう呼び掛けている。

[Xuan Hinh, Dan Tri, 21/07/2017 14:08, T].  © Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
「ベトナム旧正月フェスティバルin福岡」、1月31日から開催 (2:46)

 「2026ベトナム旧正月フェスティバルin福岡」が、1月31日(土)と2月1日(日)の両日に福岡・県営天神中央公園で開催される。  開催場所は西中洲エリア貴賓館前広場、開催時間は1月31日が11時30分から20時まで...

特別ビザ免除制度を本格展開へ、政府が実施計画を公布 (29日)

 グエン・ホア・ビン第一副首相は、経済・社会発展に資する特別優遇対象の外国人に対する期限付き査証(ビザ)免除制度を規定する政令第221号/2025/ND-CPを円滑に実施するための計画に関する首相決定第161号/QD-TT...

サンG、フーコック島で複合都市区2件を着工 27年のAPECに対応 (29日)

 観光不動産開発を手掛けるサングループ(Sun Group)は28日、南部メコンデルタ地方アンザン省フーコック特区(島)で、バイダットドー複合都市区とヌイオンクアン・エコツーリズム複合都市区の2案件を着工した。 ...

ホーチミンの市場とともに生きる:ダイクアンミン市場 (25日)

 ホーチミン市旧5区(現在のチョロン街区)にあるダイクアンミン市場(cho Dai Quang Minh)は、別名「ダイクアンミン商業センター(trung tam thuong mai Dai Quang Minh)」とも呼ばれている。この市場は、かつては...

カインホア省:カーナーLNG火力発電所、投資家決定 (29日)

 南中部地方カインホア省人民委員会は28日、カーナー液化天然ガス(LNG)火力発電所プロジェクトの投資家選定結果を承認した。チュンナム(Trung Nam)・シデロスリバー(Sideros River)の共同企業体(JV)が落札した。...

ホーチミン:メトロ2号線の一部区間、THACOが事業化調査へ (29日)

 ホーチミン市人民委員会は、同市都市鉄道(メトロ)2号線(ベンタイン~トゥーティエム間)について、地場系コングロマリット(複合企業)チュオンハイグループ(Truong Hai Group=THACO)に事業化調査(FS)の実施を許...

ベトナム、ニパウイルス対策強化 監視徹底と感染管理を指示 (29日)

 保健省傘下の疾病予防局は27日、各衛生疫学研究所やパスツール研究所、検疫業務を行う各省・市の保健当局宛てに、ニパウイルス感染症の監視・予防対策を強化するよう求める緊急公文書第112号/PB-BTNを送付した...

ビンファスト、イスラエル企業と自動運転ロボカー開発へ (29日)

 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電気自動車(EV)メーカーであるビンファスト(VinFast)は27日、自動車向け人工知能(AI)技術を手掛けるイスラエ

中国BYD、ベトナムで初のEV用電池工場を着工 投資額1.3億USD (29日)

 中国の電気自動車(EV)大手の比亜迪(BYD)の電池部門であるBYDバッテリー(BYD Battery)と、長距離バス最大手フタバスラインズ(Futa Bus Lines、Phuong Trang=フオンチャン)傘下で自動車製造を手掛ける地場キムロ...

ダクラク省:軍用練習機が墜落、操縦士は脱出し無事 (29日)

 28日朝、南中部地方ダクラク省で軍用練習機が訓練中に墜落した。  国防省によると、防空空軍部隊の空軍士官学校第940連隊のディン・タイン・チュン中尉が訓練計画に基づき練習機「Yak-130」を操縦し、午前7...

ベトナムの軍事力は世界23位、東南アジア2位 国防費102億USD (29日)

 軍事ウェブサイトのグローバル・ファイアパワー(Global Firepower=GFP)が発表した2026年版の世界軍事力ランキング「2026 Military Strength Ranking」によると、ベトナムは145か国・地域中23位となった。 ...

ホーチミン:ドンコイ通りに「写真ストリート」誕生、ベトナム初 (29日)

 ホーチミン市文化スポーツ局は25日、新たな文化事業として「ホーチミン市写真ストリート」をスタートした。  旧1区ドンコイ(Dong Khoi)通りとチーラン(Chi Lan)公園に整備されたもので、屋外の公共アート空...

学研グループの地場教育出版大手DTP、日本法人を設立 (29日)

 株式会社学研ホールディングス(東京都品川区)の連結子会社である地場教育出版大手DTPエデュケーション・ソリューションズ(DTP Education Solutions、ホーチミン市)は、日本の教育現場に適した高品質の教育コン...

ハイペリオン、システム開発のベトナム現地法人を設立 (29日)

 コンサルティング&IT事業や物流アウトソーシング事業などを手掛ける株式会社ハイペリオン(東京都豊島区)は、ベトナム駐在事務所をグループ関連会社として現地法人化し、「アステック(ASUTech)」をハノイ市に設...

FLCクエット元会長、詐欺事件後初の公の場に 韓国大使と会見 (28日)

 地場不動産デベロッパーFLCグループ[FLC](FLC Group)の創業者で、同社の元会長であるチン・バン・クエット氏が27日、FLCと同社傘下のバンブー航空(Bamboo Airways)の役員らと共に、

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2026 All Rights Reserved