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ホーチミン市当局は、移動許可証となる予定のアプリ上のワクチン接種証明書「グリーンカード」について、まずは新型コロナの制御に成功している同市7区、カンゾー郡、クチ郡で試験的に導入する方針を示した。具体的な導入時期は未定。
これは13日に開かれた記者会見で、同市保健局のラム・ディン・タン局長が明らかにしたもの。「カード」という呼称を使っているが、実際にはアプリ上で付与されるワクチン接種完了の証明書であり、「イエローカード」(1回接種完了証明書)と「グリーンカード」(2回接種完了証明書)の2種類がある。
市は「グリーンカード」の導入を通して、新型コロナを効果的に制御するとともに人流などを管理し、市民の安全を確保していきたい考え。今後、市民生活のあらゆる場面で「グリーンカード」が必要になるとみられる。
計画案によると、「グリーンカード」の発給対象は、◇「十分なワクチン接種」を受け、接種から14日以上が経過した人、◇回復者(退院証明書などを保有)、◇自宅療養で回復し、検査で抗体を持っていることが確認された人。なお、有効期間は6か月。
またタン局長は、新型コロナ対策に関するアプリの数が多すぎるとして、ユーザーと管理側の双方に不便な状態にあると指摘し、一つのアプリに機能を集約することを提案している。
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