ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

新デザインのパスポートに出生地欄を追加へ、国会が決議採択

2022/11/17 05:13 JST配信
(C) vnexpress
(C) vnexpress 写真の拡大.

 7月1日から発給が始まったベトナムの新デザインの一般旅券(パスポート)の使用を一部の国が認めていない問題に関連し、国会は15日、新デザインのパスポートに出生地の欄を追加することを承認する決議を採択した。

 国会は早期の実現に向けて、政府に対し、関連する法的文書の改正・補足を行うことを関連機関に指導するよう指導した。

 国際民間航空機関(ICAO)のガイダンスによると、出生地はパスポートの必須情報に含まれない。出生地の記載の有無は国によって異なり、必須情報としては扱っていないが、ICAOは各国に対し、パスポートへの出生地の記載の有無について慎重を期すよう勧告している。なお、シェンゲン協定加盟国26か国に入国する際には、出生地が本人確認の必須情報となっている。

 ドイツやチェコ、フィンランドなど一部の国々の当局は「出生地」がないベトナムの新デザインのパスポートの使用を認めていないため、ベトナム当局はパスポートの追記欄に出生地を印字する形で対応している。今回の国会決議の採択により、抜本的な対策として新デザインのパスポートに出生地の欄が追加されることになった。

【関連記事】

公安省、出入国法の改正を提案 パスポートへの「出生地」情報追加で (2023/03/21)
ドイツ、ベトナムのパスポート所持者に対する複数年ビザの発給再開 (2023/02/20)
出生地欄を追加したパスポートの発行を開始 (2023/01/04)
新仕様パスポートに「出生地」欄を追加、15日から 公安省 (2022/09/14)
チェコなど欧州4か国、出生地追記済みの新仕様パスポートを公認 (2022/09/09)
ドイツ、ベトナムの新仕様パスポートを公認 ビザ発給も再開 (2022/08/17)
米国、ベトナムの新パスポート所持者に出生地証明を要求 (2022/08/16)
フィンランド、ベトナムの新仕様パスポートへのビザ発給を一時停止 (2022/08/12)

[VnExpress 16:53 15/11/2022, A].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
25年1~10月期の新規設立企業16.3万社、前年同期比+19.7%増 (10日)

 財政省傘下統計局(NSO)が発表したデータによると、2025年1~10月期に全国で新規設立された企業は前年同期比+19.7%増の16万2935社、登録資本金の合計は同+21.4%増の1592兆7080億VND(約9兆3000億円)だった。同...

25年1~10月期の小売売上高、前年同期比+9.3%増 観光収入好調 (10日)

 財政省傘下統計局(NSO)の発表によると、2025年10月の小売売上高(推定値)は前月比で+0.2%増、前年同月比では+7.2%増の598兆4320億VND(約3兆5000億円)だった。  これにより、1~10月期の小売売上高(推定値)...

25年1~10月期の外国人訪問者数、前年同期比+21.5%増(推定値) (10日)

 財政省傘下統計局(NSO)の発表によると、2025年10月の外国人訪問者数(推定値)は173万2942人で、前月比+13.8%増、前年同月比では+22.1%増加し、10月としては過去最高を記録した。  これにより、1~10月期の...

ホーチミンの市場とともに生きる:ニティエンドゥオン市場 (9日)

 ホーチミン市の伝統的な市場は、少しずつ過去のものになりつつある。市場では、年を取った商人たちが屋台のそばに座り、にぎやかで慌ただしい現代の中で、記憶の炎を静かに守り続けている。  タンディン市...

25年10月の鉱工業生産指数(推定値)、生産活動は堅調に推移 (10日)

 財政省傘下統計局(NSO)の発表によると、2025年10月の鉱工業生産指数(IIP)の伸び率は前月比で+2.4%増、前年同月比では+10.8%増加した。  1~10月期の鉱工業生産指数は前年同期比+9.2%増となっている。 ...

ハノイ:国際水準のオリンピック都市区を建設へ (10日)

 ハノイ市人民委員会はこのほど、オリンピックスポーツ都市区建設案件の詳細計画(縮尺2000分の1)を承認した。  同市南部にスポーツ、観光、エコを融合した大規模複合都市区を形成し、将来的にアジア大会やオ...

ロッテ、カントー大学などとの共同研究をカカオ農地で実証実験へ (10日)

 株式会社ロッテ(東京都新宿区)は、南部メコンデルタ地方カントー市のカントー大学、日本ハイドロパウテック株式会社(新潟県長岡市)、株式会社タケショー(新潟県新潟市)、タケショーフードベトナム(カントー市)...

ベトナム、第43回ユネスコ総会で副議長国に再選 (10日)

 ウズベキスタンのサマルカンドで開かれている第43回国連教育科学文化機関(ユネスコ)総会で、ベトナムは前回に続き、2期連続で副議長国に選出された。  これは、国際機関におけるベトナムの立場や信頼性、貢...

歴史的洪水被害のホイアン、旧市街が観光活動を再開 (10日)

 南中部地方ダナン市のホイアン旧市街(旧クアンナム省ホイアン市)では、10月末に発生した豪雨と、これに伴う洪水の影響で観光活動が一時中断していたが、7日朝から観光活動を再開した。  ホイアン文化遺産保...

国内初のナンバープレートオンライン競売、11月11日にライブ配信 (10日)

 国内初となるナンバープレートのオンラインオークション「VPA MEGALIVE 11.11-BIEN NAY CUA AI?(このナンバーは誰の?)」が動画配信プラットフォーム「FPTプレイ(FPT Play)」で、11月11日午前11時からライブ配...

サイゴン川横断のビンクオイフェリー、1年ぶりに運航再開 (10日)

 ホーチミン市のビンクオイフェリーが、約1年ぶりにサイゴン川の横断航路として運航を再開した。市当局は、東部地方の主要幹線である第1ビンチエウ橋周辺の交通渋滞を緩和する目的で、運航再開を決定した。 ...

ベトナム航空、ハノイ~ジャカルタ線を11月22日就航 (10日)

 ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は11月22日、ハノイ市とインドネシアの首都ジャカルタを結ぶ直行便を就航する。  同路線はデイリー運航となる。出発時刻はい

ミス・アース2025、ベトナムの女子大生が準ミス2に選出 (10日)

 フィリピンで5日、「ミス・アース2025(Miss Earth 2025)」の決勝大会が開催され、ベトナム代表のチン・ミー・アインさんが準ミス2(ミス・アース・ウォーター)に選出された。  同コンテストは世界4大ミスコ...

ホーチミン:公道を走るダチョウを捕獲、警察が飼い主探し急ぐ (10日)

 ホーチミン市ベンカット街区(旧ビンズオン省ベンカット市)を走るNA3通りで7日朝、突然、ダチョウとみられる大型の鳥が道路に飛び出して、自動車やバイクのそばを猛スピードで走り抜ける姿が目撃された。  ...

多摩川電子ベトナム、フンイエン省の新工場の竣工式開催 (10日)

 株式会社多摩川ホールディングス(東京都港区)の孫会社である多摩川電子ベトナム(TAMAGAWA ELECTRONICS VIETNAM)は、北部紅河デルタ地方フンイエン省のエコランド工業団地に建設した新工場を9月末に竣工し、10月...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved