![]() (C)VTV ![]() |
在ベトナム米国大使館によると、米国政府は、7月1日から発給が始まったベトナムの新デザインの一般旅券(パスポート)について、米国の査証(ビザ)発給に関する条件を満たすか否かを引き続き審査している。
当面は8月15日以降にベトナム国民が◇DS-160(非移民ビザ)および◇DS-260(永住ビザ)の申請を行う場合、出生地に関する情報の記入が求められる。新デザインのパスポート所持者に対しては、出生地を証明する書類の提出を求める。
これに先立ち、在ベトナムのドイツ、スペイン、チェコ、フィンランドの各国大使館が、ベトナムの新パスポートに「出生地」が記載されておらず、管轄機関による本人確認が難航しているとして、所持者に対し、査証(ビザ)の発給を一時停止すると発表していた。
なお、国際民間航空機関(ICAO)のガイダンスによると、パスポートの必須情報には、◇パスポートの種類、◇氏名、◇パスポート番号、◇国籍、◇生年月日、◇性別、◇パスポートの有効期限が含まれる。出生地などのその他の情報は国によって異なり、必須情報としては扱っていないが、ICAOは各国に対し、パスポートへの出生地の記載の有無について慎重を期すよう勧告している。
>> 出生地欄を追加したパスポートの発行を開始 (2023/01/04)
>> 新デザインのパスポートに出生地欄を追加へ、国会が決議採択 (2022/11/17)
>> 新仕様パスポートに「出生地」欄を追加、15日から 公安省 (2022/09/14)
>> チェコなど欧州4か国、出生地追記済みの新仕様パスポートを公認 (2022/09/09)
>> ドイツ、ベトナムの新仕様パスポートを公認 ビザ発給も再開 (2022/08/17)
>> フィンランド、ベトナムの新仕様パスポートへのビザ発給を一時停止 (2022/08/12)
>> スペイン、ベトナムの新仕様パスポートを公認 ビザ発給も再開 (2022/08/09)
>> 公安省、新仕様パスポートに「出生地」欄を追加へ (2022/08/05)