ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

ベトナムサッカー、コロナ禍の2020年の印象的な出来事5選

2021/01/03 05:20 JST配信
(C) bongda
(C) bongda 写真の拡大.

 近年大きな飛躍を遂げているベトナムサッカー。2020年はFIFAワールドカップ・アジア2次予選やAFFスズキカップをはじめ、ベトナムにとって数々の重要な国際大会が開催される…はずだった。しかし、世界中で新型コロナが大流行したことで、ベトナムサッカー界にも大きな影響を及ぼした。今回はコロナ禍にあった、この1年間で特に印象的だったベトナムサッカー界の出来事を5つ紹介する。

1:コロナ禍でVリーグが世界に先駆けて有観客試合

 新型コロナで開幕が延期となったVリーグは、最初の数節を無観客で開催しなければならなかった。しかし、政府による迅速な水際対策により、新型コロナの早期封じ込めに成功したことで、世界に先駆けて有観客試合を再開。一部の注目カードでは、生観戦を待ちわびていたファンがスタジアムに大量に押し寄せた。特に人気クラブのナムディンFCは毎試合1万人を超える観客を動員した。

2:国民的クラブ「テーコンFC」の末裔ベトテルFCがVリーグ初優勝

 2019年に1部昇格を果たして以降、毎年オフに大型補強をしてきたベトテルFCが今季のVリーグ1王者に輝いた。同クラブはかつて存在した伝説の国民的クラブ「テーコンFC(軍隊クラブ)」の正当な末裔と言われており、テーコンの下部組織が母体となって設立された。今季は補強した戦力とユース上がりの戦力が見事に融合して、攻守ともに安定した戦いを見せた。特に失点数は2位ハノイFCと並んでリーグ最少タイの16失点。この結果、ベトテルは来年のACL出場権を獲得した。

3:サイゴンFCがFC東京と業務提携

 昨年末にオーナーが交代したサイゴンFCは今年、長期的なクラブ強化を目指して、JリーグのFC東京と業務提携を結んだ。提携内容は、サッカースクール事業への協力、クラブ運営全般への協力(地域貢献活動など含む)、アカデミー組織立ち上げへの協力など。コロナ禍の影響でプロジェクトの進捗が滞っていたが、今オフにFC東京から2人の日本人専門家が派遣され、プロジェクトが本格的に動き出した。

4:サイゴンFCが元日本代表MF松井大輔を獲得、Jリーガーを続々補強

 FC東京との業務提携を皮切りに、サイゴンFCが今オフにJリーグ経験者を一度に4人も獲得した。獲得したのは、MF松井大輔(前所属先・横浜FC)、FW高崎寛之(同・岐阜)、MF禹相皓(同・栃木)、MF苅部隆太郎(元岐阜)の4人。特に元日本代表で、ワールドカップ出場の経験もある松井は大物助っ人として注目されている。日本人選手の活躍が期待されるVリーグ2021シーズンは1月15日に開幕。サイゴンFCは1月17日にホームで人気クラブのホアン・アイン・ザライ(HAGL)と対戦する。

5:ベトナム女子リーグ、HCMC1が9度目の優勝

 ベトナム女子リーグは今季も女王ホーチミン・シティ1(HCMC1)が圧倒的な強さで優勝した。HCMC1はリーグ戦で2年間無敗をキープするなど、まさに黄金時代を迎えている。また、今季はベトナム女子代表の3選手がポルトガルのクラブからオファーを受けたが、コロナ禍や渡航手続きの問題により、移籍は実現しなかった。しかし、来年日本で誕生するWEリーグにASEAN枠が設けられる見通しで、ベトナム人選手の移籍も噂されている。

記事提供:ベトナムフットボールダイジェスト+

[2020年12月31日 ベトナムフットボールダイジェスト+].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
電子労働契約に法的枠組み、26年から適用 人的資源管理のDX加速 (15:03)

 政府はこのほど、電子労働契約に関する政令第337号/2025/ND-CP(2026年1月1日施行)を公布した。これにより、デジタル環境における労働契約の締結・履行に法的根拠が整備され、人事管理のデジタルトランスフォー...

ビンEVタクシー、都市部向け小型EVバン配車サービス開始 (14:38)

 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンファスト(VinFast)製電気自動車(EV)・電動バイクのレンタカー・タクシー会社で、配車サービス「サインSM

ホーチミン:第4トゥーティエム橋建設を承認、投資総額300億円 (14:14)

 ホーチミン市人民評議会は、第4トゥーティエム橋案件の投資方針を承認した。同案件は、投資総額5兆0630億VND(約300億円)超で、市南部と中心部、アンカイン街区(旧トゥードゥック市)にあるトゥーティエム新都市...

ホーチミンのベンタイン市場で半世紀以上愛されるチェー店 (28日)

 チュオン・ティ・トゥエット・チンさん(女性・63歳)は、7~8歳のころからホーチミン市のベンタイン市場で母親のチェー(ベトナム風ぜんざい)の屋台を手伝っていた。そして、50年以上にわたり市場に身を置き、母...

英国王室、国内在住ベトナム人に「大英帝国勲章」を初めて授与 (13:49)

 英国の公的な国際文化交流機関であるブリティッシュ・カウンシル(British Council)によると、同団体のコンプライアンス担当責任者のカオ・ティ・ゴック・バオ氏は、ベトナムと英国の二国間の教育・文化協力への...

25年の自然災害、死者・行方不明415人 被害額5400億円 (6:33)

 2025年にベトナム全国で発生した自然災害により、415人が死亡・行方不明となり、728人が負傷した。被災した家屋は、倒壊が3906軒、損壊が33万0999軒に上り、数十万haの農耕地も被害を受け、経済的な被害額は91...

ホーチミン:公示地価を更新、1平米最高410万円 (6:25)

 ホーチミン市人民評議会は26日、2026年1月1日から適用する公示地価表を定めた決議を採択した。  住宅用地について、第1区域(旧ホーチミン市)では、最高地価が1m2当たり6億8720万VND(約410万円)となり、旧1...

ベトナム賃金、医療・IT系が高水準 医療管理職は月給30~42万円 (5:16)

 求人情報サイト「JobOKO」が先般発表した「2025~2026年給与レポート」によると、2025年のベトナム労働市場では賃金水準が引き続き改善した。高度な専門性、実務経験、テクノロジー適応力を要する各職種は、平...

ベトナム版「¥マネーの虎」、放送10年で打ち切り (5:02)

 日本の現金出資リアリティ番組「¥マネーの虎」をモデルにしたベトナムの人気番組「シャークタンク・ベトナム(Shark Tank Vietnam)」が10年間の放送を経て終了した。同番組のプロデューサーのレ・ハイン氏は、...

ハノイ~ホーチミン線の提供座席数、4年連続で世界4位 (4:57)

 世界の航空関連情報を提供する英国のオフィシャル・エアライン・ガイド(Official Airline Guide=OAG)が発表した世界の人気路線ランキング「Busiest Route」2025年版によると、世界の国内線ランキングでハノイ...

中国、ベトナムが領有権主張する島に大型商業施設をオープン (3:44)

 外電によると、中国は12月25日のクリスマスに、ベトナムが領有権を主張する南シナ海のホアンサ諸島(英名:パラセル諸島、中国名:西沙諸島)のフーラム島(英名:ウッディー島、中国名:永興島)に違法建設したシ...

トゥエンクアン省:第1回ヒマラヤザクラ祭り開催、1月2日から (2:11)

 東北部地方トゥエンクアン省(旧ハザン省)ルンクー村(xa Lung Cu)で、2026年1月2日(金)から4日(日)までの3日間、第1回ヒマラヤザクラ祭りが開催される。  記念すべき第1回目は「ルンクー・花々との出会いの...

ベトナム、タイとカンボジアの停戦合意を歓迎 (29日)

 タイとカンボジアの国境地帯で軍事衝突が続く中、両国国防相が27日に国境検問所で会談し、停戦合意に関する共同声明に署名した。これを受け、ベトナム外務省のファム・トゥー・ハン報道官は同日開かれた定例記...

ラオカイ省:ボランティア団体を乗せたバスが横転、18人が死傷 (29日)

 西北部地方ラオカイ省を走る国道174号線で27日朝、ボランティア団体を乗せた小型バスが横転する事故が発生した。この事故で、これまでに9人の死亡が確認されている。  バスは早朝にハノイ市を出発し、ボラ...

ベトナム、新たに2種類の優遇ビザ導入 高度人材受け入れ強化 (29日)

 ベトナムにおける外国人の出入国・経由・居住法を含む治安・秩序に関する10本の法律の一部を改正・補足する法律(2026年7月1日施行)により、外国人の入国・滞在を対象とする新たな2種類の査証(ビザ)が導入される...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved