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日本政府観光局(JNTO)が発表した統計によると、2020年12月の訪日ベトナム人の数は前年同月比▲48.7%減の1万5700人だった。
訪日ベトナム人数は、2012年1月から今年2月まで8年2か月連続で各月の最高値を更新していたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により3月以降は前年同月と比べて減少に転じている。
2020年1~12月期では、前年同期比▲69.2%減の15万2500人となり、前年同期の49万5051人を約34万2500人下回った。
2020年12月の訪日外国人の数は前年同月比▲97.7%減、1年3か月連続で前年同月を下回り、実数としては前月からほぼ横ばいとなった。1~12月期の通年では、前年比▲87.1%減の411万5900人となり、前年の3188万2049人を大きく下回った。
1月下旬以降の新型コロナウイルス感染症の拡大により、2月以降順次水際対策が強化されたことに伴い、訪日外客数が激減。7月以降、国際的な⼈の往来再開に向けた措置が段階的に進められ、ビジネス目的(順次、留学、家族滞在等のその他の在留資格へも拡大)の入国が限定的ながら再開されたが、観光目的での入国は、現在まで認められていない。
ベトナムは、日本政府による14日間の隔離等、査証の効力停止等の対象となっている。ベトナムに対する感染症危険情報のレベル2への引き下げに伴い、2020年11月1日から上陸拒否及び上陸時のPCR検査受診等の対象指定が解除されていたが、緊急事態宣言の発令に伴い、2021年1月9日から同解除宣言が発せられるまでの間、上陸時のPCR検査等が求められるようになっている。また、国際的な人の往来再開に向けた段階的措置として、2020年7月29日から「レジデンストラック」、11月1日から「ビジネストラック」が運用されていたが、2021年1月14日以降、緊急事態解除宣言が発せられるまでの間、運用が停止されている。なお、日本への直行便は2021年1月も引き続き大幅な運休・減便となっている。