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日本政府観光局(JNTO)が発表した統計によると、2020年9月の訪日ベトナム人の数は前年同月比▲93%減の2700人だった。
訪日ベトナム人数は、2012年1月から今年2月まで8年2か月連続で各月の最高値を更新していたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により3月以降は減少に転じている。
2020年1~9月期では、前年同期比▲69.2%減の11万5900人となり、前年同期の37万6043人を約26万人下回った。
2020年9月の訪日外国人の数は前年同月比▲99.4%減の1万3700人となり、12か月連続で前年同月を下回ったものの、6か月ぶりに1万人を超えた。1~9月期では、前年同期比▲83.7%減の397万3200人となり、前年同期の2441万7820人を大きく下回った。
新型コロナ禍で、一部の国と日本の間で「ビジネストラック」や「レジデンストラック」の運用が開始されているものの、日本における検疫強化、査証の無効化等の措置が引き続き取られていること。また、欧州を中心に出国制限が解除されている国があるものの多くの国で引き続き海外渡航制限等の措置が取られていることなどが、ビジットジャパン重点22市場の多くで訪日外客数が6か月連続で対前年同月比で1%にも満たない数字となる要因となった。
ベトナムは、引き続き日本政府による上陸拒否、検疫強化、査証の効力停止等の対象となっているが、国際的な人の往来再開に向けた段階的措置として、7月29日から「レジデンストラック」の受付を開始した。ベトナム人の日本からの入国については、独立した区域での検査、強制医療申告及び隔離が義務付けられている。なお、日本への直行便は10月も引き続き大幅な運休・減便となっている。