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日本政府観光局(JNTO)が発表した統計によると、2020年8月の訪日ベトナム人の数は前年同月比▲97.5%減の1100人だった。
訪日ベトナム人数は、2012年1月から今年2月まで8年2か月連続で各月の最高値を更新していたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により3月以降は減少に転じている。
2020年1~8月期では、前年同期比▲66.5%減の11万3200人となり、前年同期の33万7718人を約22万4500人下回った。
2020年8月の訪日外国人の数は前年同月比▲99.7%減の8700人となり、11か月連続で前年同月を下回った。1~8月期では、前年同期比▲82.1%減の395万9500人となり、前年同期の2214万4937人を大きく下回った。
新型コロナウイルス感染症の拡大により、日本で検疫強化や査証の無効化などの措置が引き続き取られていること、また多くの国で海外渡航制限などの措置が取られていることから、5か月連続して22市場全てで訪日外国人数がほぼゼロに近い数字となった。
ベトナムは、引き続き日本政府による上陸拒否、検疫強化、査証の効力停止などの対象となっている。ただし、国際的な人の往来再開に向けた段階的措置として、7月29日から在外公館で「レジデンストラック」(日本入国後、自宅などで14日間の待機が必要)の受付を開始した。ベトナム人の日本からの入国については、独立した区域での検査、強制医療申告および隔離が義務付けられている。日本への直行便は9月も引き続き大幅な運休・減便となっている。