ベトナム総合情報サイトVIETJO [ベトジョー] ベトナムの最新時事ニュースを毎日無料配信!
 ようこそ ゲスト様 

合気道家と運命の出会い、寝たきりから自立できるようになった少年

2018/12/02 05:58 JST配信
Clip to Evernote
(C) vnexpress
(C) vnexpress 写真の拡大
(C) vnexpress
(C) vnexpress 写真の拡大

 今では自ら進んで教室に通うティエンくんだが、こうなるまではそう簡単ではなかった。始めの週は帰りたいと大泣きし、次の週はなんとか教室で他の子供たちの練習を見学することができた。一進一退しながら、1か月かかってやっと練習開始にこぎつけたが、ちょっと動けば転び、床に顔を伏せて練習を止めてしまうことが続いた。

 トゥエンさん夫妻は家でも積極的にティエンくんの歩行練習をするようになった。家中を四足歩行し、階段を上り下りさせた。家の中を1周回ったら力尽きていたティエンくんも次第に2周、3周と回れるようになり、2時間通して練習するにまでなった。四足歩行は身体全体を動かすことでエネルギーを発散させて発汗を促し、ティエンくんのような障害を持った子供の運動としてとても有効だとマイ氏は言う。このため、マイ氏の教室では子供たちはみな四足歩行を練習する。

 教室に通いだして2年が経ち、ティエンくんは人の手を借りず1人で立ち上がれるようになった。ティエンくんが初めて1人で立った日のトゥエンさんの感動は今でもはっきりと残っている。「1人で立てるようになったのは2か月前のことです。四足歩行の練習をしている時にズボンが下がってしまったので、起き上がってズボンを直さなければならなかったのですが、自分で立って直したんです。私も先生方もみんなで喜びました」。

 現在、ティエンくんは歩行器や手すり、壁を使った伝い歩きの練習をしている。ティエンくんが自立できるようになったのは繰り返しの運動により筋力が発達し脳を刺激したためだとマイ氏は分析する。歩行できるようになるにはまだ忍耐と時間が必要だが、必ず自分の足で歩ける日が来るとマイ氏。

前へ   1   2   3   次へ
[vnexpress.net 16:00 22/11/2018, T].  © Viet-jo.com 2002-2019 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。免責事項
最新ニュース [特集]
2人のマルティーヌ、アフリカに渡り王女となったベトナム人少女たちの運命 (15日)
 1970年11月末のことだった。17歳のマルティーヌは父親に会うためにアフリカへ渡りリムジンバスに乗るまで、旧サイゴンの路上でタバコ売りをしていたごく普通の少女だった。浅黒い肌と巻き毛をしたマルティーヌ...>> 続き
視覚障害のジャーナリスト、雑誌とラジオで視覚障害者に光を (8日)
 国営ベトナムの声放送局(VOV)のリポーター、そして編集者として活躍するホアン・バン・リーさんは、先天性失明者でありながら、独自のやり方で15年間にわたりジャーナリズムの仕事に情熱的に取り組んできた。 ...>> 続き
ホー・チ・ミン主席死去から50年、最期の日々をたどる (1日)
 故ホー・チ・ミン主席の死去から2019年9月2日で50年を迎える。  ホー・チ・ミン主席が死去する前に護衛を担当していたチャン・ベト・ホアン氏は、病気のホー・チ・ミン主席を間近で見守り、主席が亡くなる...>> 続き
「剣を置くのは芸を尽くした時」シングルファーザーの大道芸人 (8/25)
 観客が目を逸らしそうになるほど身体を張った技を披露した大道芸人は、スポットライトが消えると哀愁が漂う日常生活に戻る。  ステージに音楽が鳴り響く中、大道芸人のグエン・バン・ホアンさん(男性・34歳...>> 続き
<明日は明日の試合がある>フィリップ・トルシエ(元サッカー日本代表監督) ベトナムで育成世代にサッカー全力指導中【後編】 (8/18)
(※本記事はVIETJOベトナムニュースのオリジナル記事です。) 前編 → <明日は明日の試合がある>フィリップ・トルシエ(元サッカー日本代表監督) ベトナムで育成世代にサッカー全力指導中【前編>> 続き
これより過去の記事は、特集記事一覧でご覧ください。
©VIETJO ベトナムニュース 2002-2019 All Rights Reserved
運営:Viet Economic Research and Advisory Corporation (略称:VERAC)