財団法人国際研修協力機構(JITCO)発表のデータによると、2010年に日本に派遣されたベトナム人実習生数は全体の5.8%に相当する2766人となっており、中国人(3万8753人・80.7%)に次ぐ2位に就いている。以下は▽フィリピン人(2669人・5.6%)、▽インドネシア人(2137人・4.4%)――と続く。23日付VNエコノミーが報じた。
ベトナム人実習生の数は、2位に就けてはいるものの、1位の中国と圧倒的な差が開いている。その理由には、▽日本語能力が低いこと、▽派遣先から逃走して、より給与の高いところで不法就労する者が多いこと――などがある。そのため、日本企業はベトナム人実習生の受け入れに対して慎重な姿勢を見せている。なお、非公式な情報によると、ベトナム人実習生が逃走する割合は28%に上っているという。